目次
インターネット回線の種類
インターネット回線の種類は、大きく「有線タイプ」と「無線タイプ」の2種類に分けられます。
本記事では、「有線タイプ」のインターネット回線について触れていきます。
ちなみに、「無線タイプ」とはポケットWi-Fiやスマホのテザリング機能を活用したインターネット回線のことを指します。
光回線
「有線タイプ」のインターネット回線の内、最も主要な回線が「光回線」です。
データの送信には銅線ではなくガラス線が利用されています。
そして、その中を電気ではなく光が移動することで、音声やデータがやりとりされる仕組みとなっています。
光回線のメリットとして、他の回線と比べ通信速度が速いことが挙げられます。
安定した高速通信が可能なため、多くの方に利用されています。
光回線を提供している事業者は複数ありますが、利用者数が最も多いのは「NTT東日本・西日本」が提供している「フレッツ光」です。
他にも、携帯会社系の「auひかり」「ソフトバンク光」「ドコモ光」や「NURO 光」などがあります。
代表的な光回線は回線事業者・NTTが提供している「フレッツ光」です。NTT東日本とNTT西日本ともにフレッツ光を提供していて、全国ほとんどの地域でこの回線を利用できます。
CATV回線
CATV回線を利用する場合は、ケーブルテレビの回線を引く必要があります。
ケーブルテレビの契約がある方や契約予定の方であれば、セット契約でお得に利用できる場合もあります。
しかし、インターネットのみを利用したい場合は、月額料金が割高かつインターネットの通信速度も光回線より劣る場合があるため、注意が必要です。
ADSL回線
ADSL回線はNTTが提供しているアナログの電話回線です。
光回線の普及前まではよく利用されていた回線です。
2024年3月31日にサービスが終了することもあり、現在ではあまり使われていない回線となります。
ISDN回線
ISDN回線はアナログ回線で使われていた銅線を利用したインターネット回線です。
通信速度が非常に遅いため、ADSL回線同様、現在ではあまり利用されていません。
プロバイダーって何?
インターネットに接続するためのサービスを提供する事業者の事です。
インターネットやメールを利用したりするためには、フレッツ光やNURO 光などの光回線の契約とは別にプロバイダーの契約が必要です。
インターネット回線の選び方
通信速度で選ぶ
快適なインターネット通信の目安として、一般的に下りの通信速度が「100Mbps」と言われています。
回線種別 |
通信速度 |
---|---|
光回線 |
1Gbps |
CATV回線 |
80Mbps〜100Mbps |
ADSL回線 |
50Mbps |
ISDN回線 |
64kbps |
※2021年11月26日時点
※下り最大速度の平均値で比較しています。
インターネット通信量で選ぶ
インターネットの通信量が少ない方は、従量課金プランのある回線で契約することをおすすめします。
低額で始められるため、インターネットの通信量が増えたタイミングで定額プランに変更するといった方法もあります。
どのくらいの通信量が必要かわからないといった方は、どういった用途でインターネットを利用するのか、契約前に業者に相談してみてはいかがでしょうか。
対応エリアで選ぶ
回線種別 |
通信速度 |
---|---|
光回線 |
47都道府県 ※¹ |
CATV回線 |
16都道府県 ※² |
ADSL回線 |
47都道府県 ※³ |
ISDN回線 |
47都道府県 ※⁴ |
※2021年11月26日時点
※¹ フレッツ光の場合、一部対象外の地域もあります
※² J:COMの場合、一部対象外の地域もあります
※³ フレッツ・ADSLの場合、新規契約終了している地域もあります
※⁴ フレッツ・ISDNの場合、新規契約終了している地域もあります
月額料金で選ぶ
回線種別 |
通信速度 |
---|---|
光回線 |
3,000~5,000円 |
CATV回線 |
5,000~6,000円 ※¹ |
ADSL回線 |
5,000円程度 |
ISDN回線 |
3,000円程度 |
※2021年11月26日時点
※あくまでも相場金額での比較となります
※¹ ケーブルテレビとセットの金額です
インターネット回線の契約方法・流れ
1、回線事業者の選定
まず初めに行うことは、インターネット回線事業者の選定です。
2、プロバイダー業者の選定
一部の回線事業者はプロバイダーもセットになっている場合もありますが、通常はプロバイダー業者の選定が必要となります。
基本的には月額料金で選ばれる方が多いです。
3、利用プランの選定
インターネットの利用頻度や求める通信速度に応じて、利用プランを決めましょう。
インターネットの利用量が多い方は、定額プランの利用をおすすめします。
定額プランであれば使い放題のため、安心してインターネットを利用することができます。
※回線事業者によっては、利用上限を設けている場合もあるため、利用時にはよく確認することをおすすめします。
4、契約・工事日の調整
回線事業者・プロバイダーとの契約を行います。
希望工事日がある場合は、契約前に相談しておくようにしましょう。
繁忙期には、契約から工事まで1ヶ月程度かかるケースもあるため、急ぎの場合には注意が必要です。
業者によっては、工事日までポケットWi-Fiの貸し出しをしてくれるところもあります。
5、開通工事
インターネットの利用には、工事が必要となります。
近くの電線から利用場所までインターネット回線を引くための工事となります。
工事にかかる費用は数万円かかることがほとんどです。
すでに回線が通っている場合は、工事不要で利用可能なケースもあります。
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