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接続するための回線の種類
インターネットに接続するためには、パソコンや周辺機器を持っていたとしてもインターネットに接続するための専用の回線がなくては意味がありません。パソコンは多くの家庭や会社に普及しており、インターネットに接続する環境を備えている家庭も増えていますが、回線にはどのようなタイプや種類があるのでしょうか。
まずはじめに、電話回線を使った回線を見ていきましょう。回線の種類としては、まずインターネットの黎明期でも活躍していた「アナログ回線」があり、電話を発信するようにして回線を繋ぐことができます。その反面、速度が遅く、動画のサイトなどは見ることが難しいこともあり、メールの使用だけなどといったように、偏った使用方法になってしまうといった弊害も存在します。
アナログ回線ではインターネットを利用している時の電話の使用ができませんでしたが、ISDN回線では電話の回線を1つ契約することで、2回線分の利用が可能になりました。インターネットを利用する際には別途電話代がかかりますが、月毎の定額サービスを使えば安心して利用できるでしょう。
アナログ回線よりは、速い速度でインターネットを楽しめます。次に「CATV回線」はケーブルテレビ用の回線を利用することで、プロバイダへと接続します。ケーブルテレビ会社それぞれで異なってきますが、これからお話するADSLと同じくらいのレベルで、下りで128k~20mの速度となります。
「ADSL」は電話回線のことを指しますが、「Asymmertri Digital Subscriber Line」の略称でそう呼ばれています。非対応デジタル加入者線のことで、速度が上りと下りで異なります。速度もプランによって分けてあり、1.5M、8M、12Mなどと変わるのが特徴です。最後は「光ファイバー回線」です。プランによっては1Gのものもあり、安定した速度で快適なインターネットの利用することができます。CATVやADSLからブロードバンドという1Kを超える速度になりましたが、光ファイバーはまだ進化を留まることを知りません。
無線LANの仕組み
無線LANを町中で利用される方をよく見かけませんか?無線LANであれば、有線の煩わしいケーブルなどを使わなくても、家庭でもあなたの好きな場所で快適にインターネットを利用することが可能です。では、その仕組みはどのようになっているのでしょうか。無線LANは、いくつかの無線LANを判断する時に必要な、ESS-IDの設定をアクセスポイントにしておきます。また、クライアントもESS-IDの設定を忘れてはなりません。データを送る際に、無線なりの問題が生じないようにWEPキーという文字列を設定する事もできます。暗号化をしてくれるWEPキーですが、クライアントにも同じ設定をしましょう。クライアントはアクセスポイントの周波数を探ります。アクセスポイントが出している電波「ビーコン」をクライアントが検知。先に設定しておいたESS-IDを使用して、アクセスポイントへ接続することができます。
無線LANとWi-Fiの違い
当たり前のようにどちらかの言葉を使って、話したり、文字にしたりしているかと思いますが、無線LANとWi-Fiの2つには、違いはあるのでしょうか。無線LANと言っていたつもりが、Wi-Fiと口をついて出ている方で、無線LANとWi-Fiの違いがわかっている方は意外に少ないとはずです。Wi-Fiとは、ブランド名なのです。無線LANは元々有線ではなく、ケーブルなどを使用しなくても電波などで通信するネットワークのことです。Wi-Fiは”Wi-Fi Alliance”という団体があり、「IEEE802.11 シリーズ」という標準規格の無線LANの製品をテスト行った上で、Wi-Fiというブランド名を名付けて良いという許可を出しています。テストに合格しているか否かで「Wi-Fi」を名乗れると言うことです。市場に出回っている無線LANの機器はWi-Fiを認められており、ほぼ無線LANとWi-Fiの両者は同義語となっております。