2023.03.08

フレッツ光の「ひかり電話」導入の注意点

NTT光回線インターネットとひかり電話を使うときの確認ポイント

目次

光ファイバーを利用した「」はNTT東日本、西日本のIP電話サービスです。通話料が安く、基本使用料も低く抑えられてコストカットに役立つサービスです。しかし、固定電話からの移行ではいろいろ注意する必要があります。

光インターネット接続にはモデムが不要になる

光回線を使用したNTT東日本/西日本の「ひかり電話」に移行すると、モデムが不要になります。モデムとは「モデュレーター・デモデュレータ(変調復調)」から作られた言葉で、アナログデータとデジタルデータを相互変換する装置のことを指します。アナログの固定電話でパソコンを通信させる場合やFAXの送受信では、デジタルデータを音声アナログ信号に変換して送信し、受信側で改めてデジタルデータに戻しています。このためにモデムを使うのです。

一般の加入電話は音声を送る周波数に制限があり、その周波数の外側の周波数で電話局と自宅や企業などの間で大容量のデータをアナログで送れる技術がDSL(ADSL)なのです。

これに対し、光回線によるデータ通信はデジタル信号での送受信なので、モデムが必要なくなります。しかし、代わりに光回線終端装置(ONU)という装置が必要となります。光回線向けのデジタル信号を、パソコンなどで使いやすいデジタル信号に変換する役目を担っています。ただ、モデムにしてもONUにしても、回線を契約する際に回線業者が用意しますので、特に自前で購入する必要はありません。

光インターネット回線で取得した電話番号はそのまま移行できない

光インターネットサービスの導入と同時に、NTT東日本/西日本のひかり電話を同時に導入するケースが多いのですが、少し注意点が必要です。それは、ひかり電話サービスで入手した電話番号は、他の回線業者の光回線電話には移行できないということです。つまり、現在契約している光インターネットサービスを解約してしまうと、その電話番号が使えなくなってしまうのです。

これを防ぐコツとしては、NTT東日本/西日本の固定電話に加入して電話番号を発行してもらい、その番号を他の光回線業者に持ち込んでナンバーポータビリティーを行なうという方法です。これなら、同じ番号で光回線の契約を移行できるのです。

 

 

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