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フレッツ光の「ひかり電話」を利用したテレビ会議とは?
従来型の企業では、月例などの会議を本社で行なうため、遠隔地から出張して参加するという効率の悪いことが行なわれていました。
しかし、現在ではインフラの整備によって、リアルタイムで場所を選ばずに会議をすることが可能になったのです。
それがNTT東日本/西日本「フレッツ光」のテレビ会議です。
テレビ会議はリアルコミュニケーションが可能
テレビ会議システムとは、遠隔地にいる社員同士が目の前にいるかのようにリアルなコミュニケーションが実現できるシステムです。
近年は高画質・高音質で、しかもテレビやビデオの操作と変わらないほどの手軽さになりました。
いったん設置すれば、利用者のITスキルに関わらず、誰でも簡単に使うことができます。
従来、テレビ会議システムは導入にかかるコストが高額でした。
しかし、画像技術の向上と低コスト化による普及が進んでおり、さらにメーカー同士の競争もあって、だいぶ導入しやすくなってきています。
もはやテレビ会議システムは、予算が潤沢にある一部の大企業だけが利用するものではなくなりました。革新的な企業は、中堅や中小に関わらず、幅広く導入しています。
現時点ではパナソニック製品のみひかり電話に対応
テレビ会議システムに必要なのは、送受信のための端末であるのは言うまでもありませんが、もう一つ重要なものが必要になります。
それは、映像をリアルタイムで送受信するための通信インフラ、つまり回線です。
従来から、現在に至るまで主流はIP接続 (VPNやLANなど) です。
IP接続とはVPNやLANなどといった企業内IPネットワークを利用して接続する方式です。
ただ、これはもともと企業内IPネットワークを利用していることが条件で、電話回線を利用したISDN接続が高コストになることと比べ、安価にテレビ会議システムを構築できメリットはあります。
しかし、企業内IPネットワークを導入するには、非常に高額な初期投資が必要になります。
これがテレビ会議の普及を妨げていたわけです。
しかし、光インターネット回線の広がりが、このテレビ会議システム導入のハードルを下げました。
大容量の映像・音声データを高速で送受信できる光インターネットは、しかも低コストでテレビ会議を導入できるようになりました。
現在のところ、NTT東日本/西日本のひかり電話に対応しているテレビ会議システムは、パナソニックの「HDコム」のみですが、いずれ他メーカーでもこういったシステム商品が出てくるでしょう。
こういったひかり電話を利用したテレビ会議システムが、今後のビジネスシーンでは主流になるのは間違いありません。
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