2025.03.19

法人向け電話回線契約ガイド:種類・手続き・コスト削減術を徹底解説

プラン、IP電話、新規、乗り換え

目次

新規で法人を立ち上げたばかり、または開業して間もない中小企業にとって、電話回線の導入は重要なインフラ整備の一つです。しかし、「どの電話回線を選べばよいのか」「導入手続きはどうすればよいのか」「コストを抑える方法はあるのか」など、多くの疑問があるでしょう。ここでは、電話回線に詳しくない経営者の方でも理解できるよう、電話回線の種類や導入手続き、工事の流れ、そして通信コスト削減の方法について、最新の情報を基に紹介します。

法人向け電話回線の種類

法人向け電話回線には主に「アナログ回線」「ISDN回線」「光回線(ひかり電話)」「IP電話回線」の4種類があります。それぞれ特徴や料金体系、活用方法が異なるため、自社のニーズに合った回線を選ぶことが重要です。

近年は光回線を利用した「ひかり電話」が主流となっており、通話品質の高さとコストパフォーマンスの良さから多くの企業に選ばれています。ここでは各回線の特徴と活用例を解説します。

アナログ回線

アナログ回線は最も歴史のある従来型の電話回線です。NTTの加入電話とも呼ばれ、信頼性の高さが特徴です。災害時でも比較的つながりやすく、停電時でも使用できるため、緊急時の連絡手段として重要です。

料金面では、基本料金に通話料金が加算される仕組みです。長距離通話や国際電話は割高になるため、遠方への通話が多い企業には不向きです。

最大の特徴は工事不要で導入できる点です。すでに電話線が引き込まれている物件であれば、比較的短期間で開通できます。ただし、新規に引き込み工事が必要な場合は、費用と時間がかかります。

FAXの利用や、セキュリティシステム、クレジットカード決済端末など、アナログ回線を前提とした機器を使用する場合には適しています。しかし、今後はIP網への移行が進められており、2024年1月より順次サービスが終了することが発表されているため、新規導入する場合は将来的な移行計画も考慮する必要があります。

ISDN回線

ISDN(Integrated Services Digital Network)回線は、1本の回線で2回線分の通話ができるデジタル方式の電話回線です。同時に2つの通話が可能なため、電話とFAXを同時に使用したい企業や、電話が頻繁にかかってくる業種に適しています。

料金面では、アナログ回線よりも高めですが、2回線分として考えるとコストパフォーマンスは良いと言えます。通話料金はアナログ回線とほぼ同じ体系です。

データ通信速度は現在の基準では低速ですが、安定した通信が可能です。ただし、ISDNもアナログ回線同様にIP網への移行に伴い、2024年1月より順次サービスが終了することが決まっています。

すでにISDN回線を利用している企業は、光回線やIP電話などへの移行を検討する時期に来ています。ISDN専用の機器を使用している場合は、機器の買い替えも必要になる可能性があるため、計画的な対応が求められます。

光回線(ひかり電話)

光回線を利用した「ひかり電話」は、現在最も普及している電話サービスです。NTT東西の「ひかり電話」をはじめ、各通信事業者が提供するIP電話サービスがあります。光ファイバーを使用するため、高音質で安定した通話が可能です。

基本料金は、光回線の利用料に加えて、ひかり電話の基本料が必要です。ただし、インターネットと電話を一体化できるため、トータルコストでは従来型より安くなるケースが多いです。

大きな特徴は通話料金の安さです。NTT東西のひかり電話同士なら無料通話ができるプランもあり、拠点間の通話が多い企業には大きなメリットとなります。また、国内通話料金も3分8.8円と、アナログ回線よりも安価に設定されています。

導入には光回線の工事が必要で、開通までに2〜3週間程度かかります。また、停電時は使用できなくなるため、バックアップ電源の用意や、非常時の通信手段の確保を検討する必要があります。多機能電話機能や複数チャンネル利用など、ビジネス向けのオプションも充実しています。

IP電話回線

IP電話は、インターネット回線を利用して音声データをやり取りする電話システムです。「ひかり電話」もIP電話の一種ですが、ここでは主にクラウドPBXや050番号を使用するIP電話サービスについて解説します。

最大の特徴はコストパフォーマンスの高さです。基本料金は安価で、通話料金も一般的な固定電話より大幅に安くなります。特に国際通話では従来型の電話と比べて10分の1以下の料金となるケースもあり、海外との通話が多い企業に適しています。

導入の手軽さも魅力です。クラウドPBXサービスであれば、専用機器を導入せずにスマートフォンやパソコンで利用できるため、初期投資を抑えられる上、テレワークなど柔軟な働き方にも対応できます。

ただし、通話品質はインターネット回線の状況に左右されることがあります。また、050で始まる番号は一般の固定電話番号(03や06など)と異なるため、電話番号の認知度や信頼性を重視する場合は注意が必要です。緊急通報(110、119)に対応していないサービスもあるため、導入前に確認が必要です。

回線種類 特徴 料金体系 通話品質 導入・工事 メリット デメリット 向いている企業 将来性
アナログ回線 • 従来型の電話回線
• NTT加入電話
• 停電時も使用可能
• 基本料金+通話料金
• 長距離・国際通話は割高
安定 • 既設回線なら工事不要
• 新規引込みは費用・時間必要
• 信頼性が高い
• 災害時に強い
• 工事不要で導入可能
• 長距離通話が割高
• 機能が限定的
• FAX利用企業
• セキュリティシステム使用企業
• カード決済端末利用企業
2024年1月より順次サービス終了予定
ISDN回線 • デジタル方式
• 1回線で2通話可能
• データ通信にも対応
• アナログより高め
• 2回線分としては経済的
安定
(デジタル品質)
専用工事必要 • 同時に2回線使用可能
• 安定したデータ通信
• 料金が比較的高い
• 専用機器が必要
• 電話・FAX同時使用企業
• 着信の多い業種
2024年1月より順次サービス終了予定
光回線
(ひかり電話)
• 光ファイバー利用
• 高音質
• 多機能
• 光回線料金+電話基本料
• 通話料は安価(3分8.8円)
• 同一サービス間無料通話も
高品質
(クリアな音声)
• 光回線工事必要
• 開通まで2〜3週間
• 高音質通話
• 拠点間通話が安価/無料
• 多機能オプション充実
• 停電時は使用不可
• 導入に工事必要
• 複数拠点企業
• 通話量の多い企業
• インターネットと一体化希望企業
現在の主流サービスで今後も継続
IP電話回線
(クラウドPBX等)
• インターネット回線利用
• 050番号中心
• クラウドベース
• 基本料金安価
• 通話料大幅に安い
• 国際通話が特に安価
インターネット回線に依存 • 専用機器不要のケースも
• 短期間で導入可能
• コスト削減効果大
• 導入が手軽
• テレワーク対応
• スマホ・PC連携
• 回線品質に依存
• 050番号の認知度
• 緊急通報非対応の場合あり
• 海外通話の多い企業
• コスト重視企業
• テレワーク導入企業
今後さらに普及が進む見込み

※2025年3月現在

【参考サイト】https://www.ntt-east.co.jp/info/detail/231214_01.html
【参考サイト】https://www.ntt-west.co.jp/denwa/2024ikou/faq.html
【参考サイト】https://business.ntt-east.co.jp/content/denwa/tel_column/office_suitable/
【参考サイト】https://www.ntt-west.co.jp/denwa/2024ikou/outline.html

電話回線導入の手続きと工事の流れ

法人向け電話回線の導入には、いくつかの手続きステップが必要です。まず、導入前の準備として必要書類の確認や設置場所の検討を行います。次に申し込み手続きを経て、工事日の調整を行います。特に法人契約の場合は、個人契約と異なり会社の登記簿謄本や代表者印などが必要です。

スムーズな導入のためには、各ステップを計画的に進める必要があります。ここでは導入までの流れを解説します。

導入前の準備

電話回線の導入をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。まず、どのような用途で電話を使用するかを明確にしましょう。主に受信用なのか、発信用なのか、通話量はどの程度か、FAXは必要か、などの利用シーンを想定します。

次に、必要な回線数を検討します。従業員数や同時通話の必要性、将来的な拡張性も考慮しましょう。また、電話機の設置場所や配線経路も事前に決めておくと、工事がスムーズに進みます。

法人契約の場合、必要書類として会社の登記簿謄本(発行から3か月以内のもの)、代表者印(実印)、場合によっては印鑑証明書などが必要です。各書類は事前に準備しておきましょう。

また、賃貸オフィスの場合は、ビルオーナーや管理会社に工事の許可を取る必要があります。特に配管工事や穴あけ工事が必要な場合は、事前に承諾を得ておくことが大切です。

さらに、固定電話番号を取得する際、希望の番号帯がある場合は、事前に提供事業者に相談しておくとよいでしょう。ただし、希望通りの番号が取得できるとは限らない点に注意が必要です。

申し込み手続き

電話回線の申し込み手続きは、選択する回線の種類によって異なります。アナログ回線やISDN回線はNTT東西への申し込みが基本となりますが、光回線(ひかり電話)の場合は、NTT東西だけでなく、さまざまな事業者から選択できます。

申し込み方法には、電話での申し込み、Webサイトからの申し込み、販売代理店での申し込みがあります。初めて契約する場合や、複数のサービスを比較したい場合は、専門知識を持った販売代理店に相談するのが便利です。

法人契約の場合、申し込み時に必要な情報として、会社名、所在地、代表者名、担当者の連絡先のほか、設置場所の詳細情報(部屋番号、配線状況など)が必要です。また、支払い方法(口座振替やクレジットカード払いなど)も決めておく必要があります。

申し込み後は審査があり、通常1〜3営業日程度で審査結果が通知されます。審査通過後に工事日の調整に入りますが、繁忙期や地域によっては工事までに時間がかかるため、開業予定の1ヶ月以上前には申し込みを済ませておくことをおすすめします。

契約内容(最低利用期間、解約時の違約金など)をしっかり確認し、不明点は申し込み時に質問しておくことが大切です。

工事のスケジュールと内容

電話回線の工事は、申し込みから審査完了後に日程調整が行われます。工事の内容や所要時間は導入する回線の種類によって異なります。

アナログ回線やISDN回線の新規導入では、電柱から建物への引き込み工事が必要になる場合があります。この場合、外線工事と内線工事の2回に分けて実施されることが多く、完了までに2〜3週間程度かかります。

光回線(ひかり電話)の場合は、光ファイバーの引き込み工事と宅内工事が行われます。一般的に半日〜1日程度で完了しますが、建物の状況によっては複数日に分けて工事が行われることもあります。

工事当日は責任者の立ち会いが必要です。工事担当者に対して、電話機やモデムの設置場所、配線経路などの希望を伝えましょう。また、工事完了後は必ず通話テストを行い、正常に動作することを確認してください。

工事完了後、電話番号が記載された開通通知書が郵送されてきます。この電話番号は重要な情報なので、大切に保管しておきましょう。また、ひかり電話の場合は、インターネット接続設定やWi-Fi設定なども併せて行うことが多いため、パソコンやスマートフォンの接続確認も忘れずに行ってください。

通信コストを抑えるためのポイント

法人の電話回線は、適切な選択と運用によって大幅なコスト削減が可能です。まず、自社の通話パターンを分析し、最適な回線とプランの選択が基本です。次に、不要なオプションサービスを見直したり、複数のサービスをセットで契約することで割引を受けたりする方法もあります。

さらに、定期的に契約内容を見直し、より良い条件のサービスに切り替えることも効果的です。ここではコスト削減のための具体的な方法を解説します。

適切な回線とプランの選択

電話回線のコストを抑えるには、まず自社の通話パターンに合った回線とプランを選ぶことが重要です。たとえば、主に受信が多い企業であれば、基本料金が安いIP電話サービスが適しています。一方、通話量が多い企業では、定額制のプランを選ぶと通話料を抑えられます。

具体的には、月間の通話量や通話先を分析してみましょう。市内通話が多いのか、長距離通話が多いのか、国際通話はあるのか、といった通話パターンによって最適なプランは異なります。多くの通信事業者は、用途別にさまざまなプランを用意しています。

また、インターネットと電話をセットで契約することで割引が適用されるケースが多いです。光回線と一緒に契約するひかり電話や、モバイル回線とのセット割引などを活用すると、通信費全体を抑えます。

さらに、クラウドPBXサービスなど、初期費用を抑えられるサービスを選ぶのも一つの方法です。従来型のビジネスフォンシステムは高額な初期投資が必要ですが、月額制のクラウドサービスであれば初期コストを抑えつつ、高機能な電話システムを利用できます。

ただし、コスト面だけでなく、通話品質やサポート体制、セキュリティ面も考慮して総合的に判断することが大切です。

オプションサービスの見直し

電話回線のコスト削減では、オプションサービスの見直しは効果的な方法の一つです。多くの企業では、契約時に「とりあえず」と追加したオプションが、実は使われていないというケースが少なくありません。

まず、現在契約しているオプションサービスをリストアップし、それぞれの月額料金と実際の利用状況を確認しましょう。たとえば、「ナンバー・ディスプレイ」や「ボイスワープ」などは便利な機能ですが、本当に必要かどうかを検討する価値があります。

また、複数回線を契約している場合、すべての回線に同じオプションが必要かどうかも検討しましょう。たとえば、代表番号のみにナンバー・ディスプレイを付け、他の回線は基本機能のみにするといった工夫も可能です。

一方で、コスト削減につながるオプションもあります。たとえば、頻繁に通話する特定の番号がある場合は、「特定番号割引サービス」を利用することで通話料を抑えられます。また、「複数チャネルサービス」を利用すれば、物理的な回線数を増やさずに同時通話数を増やせるため、回線数の削減につながる可能性があります。

オプションサービスの見直しは半年〜1年に一度行うと良いでしょう。業務内容や組織体制の変化に合わせて、必要なサービスも変わってくるからです。

定期的な見直しと最適化

通信コストを継続的に抑えるためには、定期的な見直しが欠かせません。通信業界は技術革新や競争が激しく、常に新しいサービスや料金プランが登場しています。1年に一度は現在の契約内容を見直す習慣をつけましょう。

特に契約更新のタイミングは重要です。多くの電話サービスは2〜3年の契約期間があり、更新月以外の解約には違約金が発生します。更新月は違約金なしで他社サービスに切り替えられる絶好の機会なので、この時期に向けて他社の料金プランを比較検討しておくと良いでしょう。

また、通話明細を定期的に分析することも効果的です。通話先の傾向や通話時間帯、頻繁にかける番号などを把握することで、より適したプランへの変更が可能になります。たとえば、特定の番号への通話が多い場合は、その番号への通話が割引になるサービスに変更するといった対策が取れます。

複数の通信サービス(固定電話、携帯電話、インターネットなど)を利用している場合は、同一事業者にまとめることでセット割引を受けられる可能性があります。たとえば、NTTドコモの携帯電話を法人契約している場合、ドコモ光ビジネスとセットにすることで割引が適用されるといったケースです。

さらに、法人向けの通信サービスは交渉の余地があることも多いです。複数年契約や複数回線契約を条件に割引を交渉したり、競合他社の見積もりを提示して条件改善を依頼したりすることも検討してみましょう。

削減戦略 具体的な方法 期待できる効果 実施タイミング 注意点
適切な回線とプランの選択 • 通話パターン分析(受信/発信比率、通話先)
• 通話量に合わせたプラン選択(定額制/従量制)
• インターネット回線とのセット契約
• モバイル回線とのセット割引活用
• クラウドPBX導入による初期費用削減
• 基本料金の最適化
• 通話料の削減
• セット割引による総合的なコスト削減
• 高額な初期投資の回避
• 新規契約時
• 移転時
• 契約更新時
• コスト面だけでなく品質も考慮
• サポート体制の確認
• セキュリティ面の検討
• 将来の拡張性
オプションサービスの見直し • 未使用オプションの解約
• 全回線への一律適用見直し
• コスト削減につながるオプション活用(特定番号割引、複数チャネル等)
• 必要最小限のオプション構成
• 不要オプション料金の削減
• 回線数の最適化
• 特定通話先への料金削減
• 半年〜1年ごと
• 組織変更時
• 業務内容変更時
• 業務効率低下に注意
• 一部オプションは解約後の再契約で
工事費が発生する場合あり
定期的な見直しと最適化 • 契約内容の年次レビュー
• 更新月を意識した他社比較
• 通話明細の分析と活用
• 複数通信サービスの一本化
• 複数年/複数回線契約での交渉
• 競合他社見積もりの活用
• 新サービス・新料金プランの恩恵
• 違約金なしでの乗り換え
• 通話パターンに最適化
• セット割引の最大化
• 交渉による条件改善
• 1年に1回
• 契約更新2〜3ヶ月前
• 事業拡大/縮小時
• 契約期間と更新月の把握
• 乗り換えコストの計算
• 交渉には時間的余裕を持つ
• サービス品質の変化に注意

※2025年3月現在

法人向け電話回線契約に関するよくある質問

法人向け電話回線の契約に関しては、さまざまな疑問や質問が寄せられます。ここでは、特に多い質問とその回答をまとめました。開通までの期間や手続きの流れ、費用面の不安など、新規で法人電話を検討する際に生じる疑問を解消し、スムーズな導入をサポートします。不明点がある場合は、契約前に各事業者に確認することをおすすめします。

Q1. 法人向け電話回線を新設する際、どのくらいの期間がかかりますか?

電話回線の新設にかかる期間は、回線の種類や地域、建物の状況によって異なります。一般的な目安としては以下のとおりです。

アナログ回線やISDN回線の場合、申し込みから開通までに2〜3週間程度かかります。これには審査期間(1〜3営業日)と工事の日程調整、そして実際の工事日が含まれます。建物への引き込み工事が必要な場合は、外線工事と内線工事の2回に分けて実施されることが多く、さらに時間がかかる可能性があります。

光回線(ひかり電話)の場合も、申し込みから開通までに同様に2〜3週間程度を見込んでおく必要があります。ただし、建物に既に光回線が引き込まれている場合(マンションタイプなど)は、工事が簡略化され、1〜2週間程度で開通することもあります。

IP電話サービス(クラウドPBXなど)は、専用の電話回線を必要としないため、申し込みから最短で数日で利用開始できるケースもあります。ただし、050番号の取得には審査が必要なため、実際の利用開始までに1週間程度かかることが一般的です。

いずれの場合も、3月〜4月の年度替わりや12月〜1月の年末年始などの繁忙期は工事の予約が取りにくくなります。新規開業やオフィス移転を控えている場合は、余裕を持って1ヶ月以上前には申し込みを済ませておくことをおすすめします。

Q2. 法人向け電話回線の費用はどのくらいかかりますか?

法人向け電話回線の費用は、選択する回線の種類やプラン、オプションサービスによって大きく異なります。主な費用項目は、初期費用(工事費・契約料)と月額費用(基本料・通話料)に分けられます。

初期費用については、アナログ回線やISDN回線の新設工事費は約36,000円〜72,000円程度かかります。光回線(ひかり電話)の場合は、工事費が約19,800円〜30,000円程度です。また、ビジネスフォンなどの電話機器を導入する場合は、別途機器代と設定費用が必要です。

月額費用では、アナログ回線の基本料金は約1,700円(事務用)、ISDN回線は約2,900円(事務用)です。光回線(ひかり電話)の場合は、光回線の月額料金(約4,000〜5,000円)にひかり電話の月額料金(約500〜1,500円)が加算されます。IP電話サービスは月額500〜2,000円程度と比較的安価です。

通話料金は、一般的なアナログ回線やISDN回線では3分8.5円(市内・県内市外)からで、光回線(ひかり電話)では3分8.8円です。ただし、事業者やプランによって異なり、定額制プランや割引サービスもあります。

コスト削減のポイントとしては、インターネットとのセット契約による割引や、複数年契約による基本料金の割引、通話パターンに合ったプラン選択などがあります。また、初期費用を抑えたい場合は、工事費の分割払いやキャンペーン利用も検討すると良いでしょう。

回線種類 初期費用 月額基本料金 通話料金 追加費用・備考
アナログ回線 新設工事費:
約36,000円〜72,000円
約1,700円
(事務用)
3分8.5円〜
(市内・県内市外)
• 電話機器代
• 設定費用
ISDN回線 新設工事費:
約36,000円〜72,000円
約2,900円
(事務用)
3分8.5円〜
(アナログ回線と同等)
• ISDN対応機器代
• 設定費用
光回線
(ひかり電話)
工事費:
約19,800円〜30,000円
• 光回線:約4,000〜5,000円
• ひかり電話:約500〜1,500円
3分8.8円 • ビジネスフォン等機器代
• 設定費用
• オプションサービス料
IP電話回線 • 初期設定費:0円〜10,000円
• 機器購入の場合あり
約500円〜2,000円 • 3分8円程度〜
• 定額制プランあり
• 050通話は安価
• IP電話アダプタ代
• クラウドPBX利用料

※2025年3月現在

削減方法 効果 適用条件
セット契約割引 月額料金10〜30%程度削減 インターネット回線とのセット契約
複数年契約 基本料金5〜20%程度割引 2〜3年の継続利用契約
定額制プラン 通話料の上限設定で削減 通話量が多い企業向け
工事費分割払い 初期費用の負担軽減 多くの事業者で対応可能
キャンペーン利用 工事費無料/割引
月額料金割引
期間限定の特典活用
通話パターン最適化 通話料金の削減 通話明細分析による最適プラン選択

※料金は税抜表示、事業者やプランによって異なる場合があります

※2025年3月現在

【参考サイト】https://www.ntt-west.co.jp/smb/hikari_service/office/ryokin/
【参考サイト】https://web116.jp/2024ikou/price.html

Q3. 法人で複数の電話番号を取得したい場合、どのような方法がありますか?

法人で複数の電話番号を取得するには、いくつかの方法があります。ビジネスニーズや予算に応じて最適な方法を選びましょう。

1つ目の方法は、追加番号サービスを利用する方法です。ひかり電話ビジネスタイプなどでは、1回線で複数の電話番号(追加番号)を取得できます。月額料金は1番号あたり100〜500円程度で、物理的な回線を増やさずに複数の番号を持つことができます。

2つ目は、代表組みと呼ばれるサービスを利用する方法です。代表番号1つと複数の子番号を組み合わせることで、代表番号にかかってきた電話を順番に空いている子番号に振り分けることができます。お客様は1つの番号だけを覚えればよいというメリットがあります。

3つ目は、ダイヤルインサービスを利用する方法です。1つの回線で複数の直通番号を持つことができ、社員ごとや部署ごとに専用の電話番号を割り当てることが可能です。代表番号を経由せずに直接担当者につながるため、業務効率が向上します。

4つ目は、クラウドPBXIP電話のサービスを利用する方法です。各サービスでは、物理的な回線数に関係なく、必要な数だけ電話番号を取得できることが多いです。また、スマートフォンやパソコンでも利用できるため、テレワークやリモートワークにも対応しやすいという特徴があります。

いずれの方法も、通信事業者や電話システムの提供事業者によってサービス内容や料金体系が異なります。自社のニーズ(同時通話数、部署数、将来の拡張性など)に合った方法を選ぶことが重要です。また、番号ポータビリティ(既存の電話番号を新しいサービスに引き継ぐこと)の可否も確認しておくと良いでしょう。

当社サービス利用者の声

ヒカリ電話ドットコムでは、多様な業種のお客様にご利用いただいております。飲食・宿泊業、サービス業、不動産業、医療・福祉、卸売・小売業、教育・学習支援業など、さまざまな業界のお客様から「手配が店舗のオープンに間に合って良かった」「番号が選べてよかった」「固定電話だけでなく、インターネットも手配することができた」などの喜びの声をいただいています。

ここでは実際のお客様の声を紹介します。電話回線専門のプロとして、お客様のニーズに合わせた最適なご提案を心がけています。

飲食店オーナーからの声

「店舗オープン前は何かと忙しく、電話回線の手配まで手が回らない状況でした。インターネットで何社か比較検討したのですが、各社の月額料金はほぼ同じだったため、一番信頼できそうなヒカリ電話ドットコムさんにお願いしました。

実際に依頼してみると、作業を代行していただけたので手間がかからずとても助かりました。開店準備で毎日バタバタしていたので、細かい手続きを任せられるのは本当にありがたかったです。

また、店舗のホームページ作成と同時に電話番号の手配もスムーズにしていただけたので、開業準備がスケジュール通りに進みました。特に電話番号をすぐに手配してもらえたのは、チラシやショップカードの印刷が早めにできて良かったです。

開業して半年経ちますが、通信トラブルもなく安定して使えています。予約の電話も多く入るようになり、お店の運営に欠かせない存在です。これから飲食店を開業される方にも、通信環境の準備は専門家に任せることをおすすめします。電話やネットの知識がなくても丁寧に対応してくれるので安心です。」

サービス業経営者からの声

「美容室の開業にあたり、まずは固定電話の準備が必要でした。当初は電話だけを考えていたのですが、今後のオンライン予約システム導入を考慮して、インターネットも含めた提案をしていただけたのが決め手となりました。

私もインターネット回線サービスの料金を比較した結果、ヒカリ電話ドットコムさん経由でのフレッツ光が最安値だったことがわかりました。特にオペレーターの方の対応が丁寧で、通信の専門用語もわかりやすく説明していただけたのでスムーズに契約できました。

必要のないオプションを省くコスト削減の提案もとても助かりました。開業時は何かと出費がかさむので、無駄な費用を抑えられたのは大変ありがたかったです。

実際に使ってみて、通信品質も安定しており、お客様からの予約電話もクリアに聞こえるため、予約ミスなどのトラブルもありません。また、ネット環境も整ったことで、SNSでの情報発信やスタッフのスケジュール管理なども効率的に行えるようになりました。

開業時の通信環境の整備は想像以上に重要です。専門家に任せることで、本業に集中できる時間が増えたことが何よりも良かったと感じています。」

中小企業経営者からの声

「弊社はオフィス移転に伴い、通信環境の再構築が必要でした。ヒカリ電話ドットコムさんには、電話回線やインターネットだけでなく、コピー機やビジネスフォンなども含めた総合的な提案をしていただきました。

開業準備や移転作業で忙しい中、手続きを代行してもらえたのは大変助かりました。特に固定電話の手配は専門知識が必要なので、プロに任せられて安心でした。

固定電話料金を見直していただいた結果、以前のサービスより大幅にコストダウンできたのには驚きました。同じ機能でこれほど料金差があるとは思っていませんでした。

最適なプランをすばやく提案してくれ、手続きもスムーズに進めてくれたのは大変ありがたかったです。

特に良かったのは、すべての機器やサービスを一括で手配できたことです。バラバラに契約すると管理も大変ですが、一本化できたことで業務効率が格段に向上しました。今後もビジネスパートナーとして長くお付き合いしていきたいと思っています。」

まとめ

法人向け電話回線は、アナログ回線、ISDN回線、光回線(ひかり電話)、IP電話など多様な選択肢があります。新規開業や事業拡大の際には、自社の規模やニーズに合った回線を選ぶことが重要です。

導入手続きでは、必要書類の確認や工事スケジュールの調整など、計画的な準備が必要です。通信コストを抑えるには、適切な回線・プラン選択、不要なオプションの見直し、定期的な契約内容の再検討が効果的です。

お客様の声にもあるように、専門家のサポートを受けることで、手間を省きながら最適な通信環境を構築できます。電話回線は企業の重要なインフラであり、慎重かつ賢い選択で、ビジネスの効率化とコスト削減を実現しましょう。