目次
光回線導入にかかる費用とは
光回線の導入費用の内訳としては、「契約料」「月額利用料」「プロバイダー利用料」「工事費用」となります。
また、「インターネット」と併せて「電話サービス」を使いたい場合は、「電話サービスの月額料金」が別途かかります。
【光回線の初期費用と月額料金】
初期費用 |
月額料金 |
---|---|
・月額利用料 ・プロバイダー利用料 |
・工事費用 ・契約料 |
光回線導入時の料金相場
細かい料金については、契約する光回線によって異なるため、本章では目安となる料金相場についてご紹介します。
現在の光回線事業者の内、NTT東日本・西日本がトップシェアを誇り、シェア率は約64%です。
出典:MM総研「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2021年3月末時点)を加工して作成
【光回線の導入費用相場】
契約料 |
工事費用 |
月額利用料 |
プロバイダー利用料 |
---|---|---|---|
1,000円程度 |
15,000円~20,000円程度 |
月額: 5,000円~7,000円程度 |
月額: 500円~1,000円程度 |
また、一番利用されているNTT東日本・西日本のフレッツ光を例にして、料金シミュレーションを掲載していますので、ご参考ください。
【NTTフレッツ光の費用例】
利用場所 |
初期費用 |
月額料金 |
---|---|---|
戸建てタイプ |
20,680円 |
7,040円 |
マンションタイプ |
17,380円 |
4,950円 |
※2021年10月13日時点
※月額利用料は定額制、工事あり、NTT西日本での利用を想定した場合
「契約料」とは?
「契約料」は、契約する光回線によって異なりますが、1,000円程度かかります。
初期費用として発生するコストのため、初月に支払うお金となります。
ちなみに、NTTが提供するフレッツ光の場合、880円(税込)となります。
「工事費用」とは?
「工事費用」は、工事の必要性や内容によって金額が大きく異なります。
初めて光回線を利用する場合は、一通りの開通工事が必要となるため、開通工事のスケジュールを踏まえた上で申し込むようにしましょう。
開通工事完了までは、通常3週間~1ヶ月程度かかります。
「月額利用料」とは?
「月額利用料」は、ランニングコストとして毎月発生するお金です。
利用場所が「戸建てタイプ」と「マンションタイプ」、「定額制」と「従量課金制」によって金額は異なります。
導入前に、利用場所とインターネットの利用状況を確認しておくようにしましょう。
また、利用場所の住所によっても、プラン内容が変わる場合があります。
NTTが提供するフレッツ光の場合、東日本と西日本で対応プランが異なり、費用も変わります。
「プロバイダー利用料」とは?
「プロバイダー利用料」とは、インターネットの利用に必ず必要となるプロバイダーへ支払う料金です。
この費用もランニングコストとして毎月発生するお金です。
プロバイダーによっては、初月無料などキャンペーンを実施しているところもありますので、契約時に確認してみてください。
光回線の開通工事の内容とは
ステップ1:電柱から光ファイバーケーブルを利用場所内に引き込む
まず、光回線の利用場所近辺にある電柱から光ファイバーケーブルを引き込みます。
この引き込み作業は電話用の配管やエアコンダクトなどを利用して行われます。
しかし、利用場所の環境によっては上記の方法が使えず、壁に約10mm程度の穴を開けて引き込むケースもあります。
賃貸等で壁に穴を開けることができない場合、事前に電話用の配管やエアコンダクトの利用が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。
ステップ2:光コンセントの設置
次に、インターネットを利用する場所に光コンセントを設置します。
光コンセントとは、簡単に説明すると「光回線専用のコンセント」です。
光コンセントは「一体型タイプ」と「分離型タイプ」の2種類があり、電話用の配管を利用した場合は「一体型タイプ」を、エアコンダクトや壁に穴を開けた場合は「分離型タイプ」を使う場合が多いです。
この光コンセント自体は、工事業者が準備してくれるため、特別何かを用意する必要はありません。
ステップ3:ホームゲートウェイの設置
最後に、ホームゲートウェイもしくはONU(光回線終端装置)の設置を行います。
光コンセントとホームゲートウェイをLANケーブルを接続するだけのため、すぐに完了します。
念のためテスト通信を行い、光回線が開通していることが確認できれば、これで工事完了となります。
光回線の開通工事の立ち合いについて
基本的に光回線の開通工事は利用する方の立ち合いが必要となります。
しかし、例外的に既に光回線の開通工事を完了している場所では、立ち合いが不要となるケースがあります。
本章では、ケース別に立ち合いが必要な場合と不要な場合をご紹介します。
光回線の開通工事に立ち合いが必要な場合
・光ファイバーケーブルの引き込みが完了していない場合
・光コンセントの設置が完了していない場合
光回線の開通工事に立ち合いが不要な場合
・光ファイバーケーブルの引き込みが完了している場合
・光コンセントの設置が完了している場合
・光回線の事業者変更による乗り換えの場合
まとめ
光回線の開通工事は、光回線のインターネットを利用する上で、必ず必要となる工事です。
工事自体は1時間程で完了しますが、新規で利用する場合、基本的に立ち合いの必要があるためスケジュールに余裕をもって工事日を決めるようにしましょう。
また、近くに電柱がない場合や利用場所の構造上光回線を通すことができない場合など、工事自体ができないケースもあります。
契約前に利用場所が開通工事が可能かを確認するようにしましょう。
工事ができる光回線の利用ができない場合は、ポケットWi-Fiやコンセントに差すだけで利用可能なWi-Fiで代用が可能となります。
光回線についてのご相談や、ポケットWi-Fiやコンセントに差すだけで利用可能なWi-Fiに関するご相談は下記から受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
「光回線」に関する関連記事