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フレッツ光の通信速度について:有線接続、Wi-Fi接続、速さの理由
フレッツ光のような光ファイバー通信は、インターネットに使える回線が広いブロードバンドのため、電話回線を使う従来のADSL(ナローバンド)に比べ格段に速度が速くなっています。その中でもフレッツ光のギガタイプ(フレッツ 光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプなど)は、データ送受信時の最大通信速度が1Gbpsとなっています。これは有線LANでもWi-Fi接続でも同じです。フレッツ光ネクスト ファミリー/マンション ハイスピードタイプでは200Mbpsで、こちらも比較的速い速度の通信が可能です。Wi-Fiはスマートフォンに接続することもでき、受信時最大867Mbpsのスピードです。
通信速度改善のポイント
まず端末をチェック
フレッツ光を利用していて、通信速度が遅いかな?と思った場合は、まず使っているパソコンをチェックすることから始めましょう。ブラウザーの表示や動画などが遅いのは、意外と回線の問題ではなくパソコンが原因の場合も多いためです。メモリー容量が一杯なケースや、パソコンに送受信されるデータの安全性をチェックするセキュリティーソフトをインストールしているためにスピードが遅くなっていないかチェックしてみましょう。セキュリティーソフトが複数インストールされて何重にもデータをチェックしている状態になっていると、速度はさらに落ちてしまいます。パソコンのOSによっては、フレッツ光のような高速な回線に最適化していないものもあります。その場合は残念ながら、フレッツ光を導入しても表示速度を上げることはできません。
接続環境をチェック
有線の場合、100Mbpsを超えるハイスピードで通信するためには、ルーターやLANケーブル、LANカード、ハブといったネットワーク機器が1000BASE-Tに対応している必要があります。10BASE-T、または100BASE-TXだと通信速度は最大でも、10Mbps 、100Mbps にしかなりません。無線LANの場合は、100Mbps以上のスピードで利用するためには規格が「IEEE802.11n」「IEEE802.11ac」である必要があります。
フレッツ・テレビ利用時の影響
フレッツ光でハイビジョンテレビを見ているとき、同時にインターネットを使っても速度が落ちてしまうことはなく、ネットで動画もスムーズに見ることができます。「フレッツ・テレビ」では、1本の光ファイバーケーブルに、テレビの信号とネットの信号をそれぞれ違う波長で送信(WDM伝送方式)しているためです。